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Channel: 餌木作人の戯言(薩摩烏賊餌木『弾(だん)』の作者)
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アジチョンヘッド&グラスミノーSSで楽しむ、谷山港のアジング

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アジチョンヘッド&グラスミノーSSで楽しむ、谷山港のアジング

hashimoto.jpg
橋元力
(エコギアプロスタッフ 鹿児島県在住)
フィールド:鹿児島県 谷山港

鹿児島市南部に位置する谷山港は、町域の北方及び西方に南栄、
南方に七ツ島、東方に鹿児島湾が接している。
西方には工業用地や食品加工工場が多く所在しているが、
東方には鹿児島市下水汚泥堆肥化工場や鹿児島市南部清掃工場などの処理施設が多く所在する。
その谷山港で良型のアジがアジングで釣れているという情報が届いたので、釣行してきた。

ひとくちに谷山港といっても、どこでもアジが釣れるのではなく、
過去に実績があり、現在も釣れているポイントがあるので、
地元の釣具店・ショップなどで情報を確認するといいだろう。

aji1_141106.gif

自宅を夕方に出て、最初のポイントAには10分くらいで到着。
まず最初に攻めるポイントは、飼料会社が並ぶ岸壁。
釣行当日は幸いにも、大型の飼料運搬船が寄港・接岸していなかったので、
岸壁全体でキャスティングができた。
飼料運搬船が寄港・接岸している時は、荷降ろし作業の邪魔にならないように、
注意して釣行して欲しい。

タックルを準備していると、岸壁にある常夜灯が点灯した。
夕闇で気がつかなかったが、常夜灯に照らし出されて、
いつの間にか多くのエギンガーの方が来ていて、キャスティングを開始していた。
ここ飼料会社前の岸壁はエギングでも実績のあるポイントのため、
この時期はアジングとエギングアングラーで競合するので、
トラブルのないように注意して釣行を楽しんで欲しい。

常夜灯が海面を照らしてから数十分。
アジが回遊してきたのか、海面が「バシャッ、バシャッ」と騒がしくなってきた。
これを合図にキャストを開始した。

今回アジングで使用したリグは、アジチョンヘッド1.5gに、グラスミノーSSをセット。
SKIP IN THE SHADE

019:ピンクグロウ(夜光)

アジチョンヘッドは状況によってバイトの深さに極端な差がでるようなシビアな一面を持つ
人気ターゲット・アジに照準を絞って開発されたジグヘッド。
その名の通り、「チョン掛け」でセッティングが素早くでき、
さらにセットしたソフトルアーがズレないスグレ物だ。
セレクトしたカラーはグロウ系で、常夜灯の明かりを受けて、アジへのアピール度が最高だ。

ポイントAでエギンガーに両サイドを挟まれてキャストを開始した数分後、
海面を照らした常夜灯の光が作る明暗部の暗の部分にキャストし、
少しフォールさせてリトリーブし、明の部分に差し掛かると、黒い影が反転した。
次の瞬間、ロッドが曲がって待望のヒットだ。

小型だと判断できたので、そのまま寄せてきて抜き上げたのは、20cmのアジだった。
岸壁で跳ねているアジの口元には、しっかりとアジチョンジグが掛かっていた。
ヒットルアーはグラスミノーSS、カラーは

032:ミッドナイトグロウ(夜光)032:ミッドナイトグロウ(夜光)。 

その後、同サイズが連続ヒットした。ヒットルアーは同じグラスミノーSSで、カラーは032の他に、

090:スーパーグロウホロ(夜光)090:スーパーグロウホロ(夜光)、

295:ナチュラルパールグロウ)

のグロウ系に分があった。

ここでエギングアングラーが多くなったので、次にポイントBへと移動した。
ここは冷凍倉庫前の岸壁で、過去に実績があり、常夜灯がも点灯していたが、
アジの回遊がなく、30分くらいキャストしてヒットがなかったので、ポイントCへと移動した。

このポイントCでは、出光石油岸壁に入っての釣行は禁止されているので、
トラブルのないように注意して欲しい。
私は600m堤防の付け根からキャストを開始した。
ここの海面は出光石油にある常夜灯で海面が照らされているので、
これにベイトフィッシュが集まり、これを狙ってアジが回遊してくる。

600m堤防はエギングアングラーで溢れていたが、
私のようなアジングアングラーはいなかったことが幸いした。
タックルを準備して、エギングの様子を見ること1時間余り。
「バシャッ、バシャッ」と、音を立ててアジの回遊が始まった。
 ここのアジは型が良く、ヒットするのはすべて尺オーバーばかりだった。

aji2_141106.gif

ヒットルアー、ルアーのサイズ・カラーは、ポイントAと同じで、入れ食い状態になった。

今回はアジの活性が高かったので、着水と同時にサーフェイスをリトリーブするだけでヒットした。
数尾ヒットするとスレてきたので、少しフォールさせてから
リフト&フォール、ジャーク&フォールで攻めると、再びヒットが続いた。

久しぶりのアジングで、入れ食い状態を体験でき、満足した釣行だった。
今回のように、アジングはナイトフィッシングがメインなので、
常夜灯、外灯などや潮の変化のあるポイントを探して、同じポイントで粘ることなく、
アジの回遊を探してポイントを移動しながら、アジングを楽しんで欲しい。

また、キャストする際は、周囲に注意を払い、トラブルのないようにして欲しい。
ライフジャケットの着用はもちろん、ヘッドライトなどのライト装備、
消波ブロック帯を移動するする際は磯靴などを履き、安全面でも注意を忘れないようにして欲しい。

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