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Channel: 餌木作人の戯言(薩摩烏賊餌木『弾(だん)』の作者)
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●鴨池緑地公園のヒラメ

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イメージ 1●鴨池緑地公園のヒラメ
 
 鹿児島市と錦江湾を挟んで、対岸にある垂水市とを結ぶ、垂水フェリーが出る鴨池港の近くに、今回、釣行した鴨池緑地公園がある。
この公園は鹿児島空港跡地を利用するに当たり、鴨池海浜ニュータウン計画の中の一部として設置され、昭和491123日に開園された。鴨池港を挟んで、北側に北公園、南側に南公園がある。敷地内には、球技場(サッカー、ラグビー、ソフトボール)各1面、庭球場(テニス)4面を県民に開放している。また、運動施設には、夜間照明16基が設置されていて、夜な夜な、海面を照らし、それが格好のポイントを形成している。
 今回は、その鴨池緑地公園の南側に位置する、新川の河口でヒラメが釣れているという情報が届いたので、11月2日に釣行したので報告しよう。
 
 現在、鴨池港でミズイカ(アオリイカ)が、周辺の緑地公園下の消波ブロック一帯では、アラカブ(カサゴ)が、新川ではチヌ、シーバスが釣れている。そのミズイカとアラカブ、チヌ、シーバスも気になったが、これから数・型も望める、そして、高級魚のヒラメに、今回のターゲットとして、的を絞った。
 
 今回、釣行した新川河口は、以前は、私は毎週のようにシーバスやチヌをねらって釣行していた。ここの河口は私が知る範囲内では、鹿児島市内で唯一、ゴカイが生息しているポイントで、そのバチヌケシーズンには、シーバスやチヌが乱舞することも珍しくない。
 新川沖にマリンポート鹿児島(人工島)ができてから、潮流が変わり、目だった釣果が届いていなかったが、今年になっていろいろな釣果を聞くようになってきた。特にヒラメに関しては、穴場的なポイントなので、夢のザブトン級を期待しての釣行となった。
 釣行当日は、日曜日。それも三連休の中日だったので、先行者が気になったが、幸いにも夜明け前にフィールドに立つことができ、貸切でキャストを開始することができた。
 まず、最初にバイブレーションで広範囲を、リトリーブのスピード、レンジを変えて攻めてみた。これで地形の変化などを把握し、次にシンキングミノーで、ボトムをタイトに攻めてみた。
 その数投目、バイトがあったが、ヒットはしなかった。これでヒラメの気配を感じたので、そのポイントをエコギア グラスミノーLで攻めてみることにした。
 リグはキャロライナリグで、音でもアピールさせようと思い、ビーズもシンカーとスイベルの間にセットした。最初にセットしたカラーは、ベイトを意識して168(イワシ)で、ボトムをゆっくりとトレースしながら、リトリーブさせた。
 しかし、バイトもない。この時期のベイトフィッシュは、イワシでないと判断し、次に冬場に深場に落ちるキスを意識して、170(アルビノキス)をセットした。広範囲をキャストして、ボトムを探ると、数回、ショートバイトはあるものの、フックアップしない。
 ここで、『カラーが違う』と判断し、次に266(シロギス・夜光)をセットし、同じようにボトムを探ると、ショートバイトではなく、『ゴッ、ゴッ』と、ロッドに伝わるアタリがあった。ここで少しラインを送り、そのラインが、『ピーン』と張った瞬間を見逃さず、大きく体全身で合わすと、待望のヒットだ。
 ポンピングしながら寄せてくると、海面で大きくローリングしたのは、待望のヒラメだった。慎重に手前まで寄せて来て、消波ブロックを降りて、ランディングしたのは、45㌢のヒラメだった。
 堤防の上で記念写真を撮り、元気なうち、リリースできるうちに、魚体に触れないで、次は夢のザブトン級になって、再び私のロッドを絞り込むことを夢見てリリースした。
 この1尾に満足して、今回の釣行を終了したが、今回も活餌より釣れるエコギア グラスミノーLの威力を再認識できた。
 消波ブロックや堤防、防波堤での釣りでも、ライフジャケットは必ず着用し、足元も滑らないように、そのポイントによって、スパイク、フェルトと磯靴(ブーツ)を使い分けて、安全面にも気をつけて欲しい。
 これから産卵のために、接岸してくる大型のヒラメをねらって、あなたも近くの河口、サーフに釣行されてはどうですか?
 ヒラメは採捕できるサイズは、漁協や県の条例で決められているので、小型は必ずリリースし、資源保護に努めて欲しい。また、必要以上はキープせず、リリースして欲しい。
 
 

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