南国・宮崎は、2月1日からプロ野球7球団、Jリーグ・21チームがキャンプインした。これに韓国のプロ野球球団やノンプロ、アマチュア球団も加わり、今年も待望の『球春』を迎えた。
その『球春』で賑わう2月3日、宮崎市内から県道220号線を南下し、今回の釣行フィールドである油津港を目指した。油津には、広島東洋カープがキャンプしていて、そのキャンプ球場である天福球場は、熱狂的なカープファン、最近、注目を浴びているカープ女子で賑わい、球場全体が真っ赤に染まっている。また、町の中心部を流れている堀川運河には、鯉のぼりというか、カーブのぼりが大小はためいて、広島東洋カープのキャンプインを歓迎している。
日南市に入ったのが、午後5時だったので、カープの練習も終了し、途中の県道220号線では宮崎に帰る車で渋滞し、JR日南線・油津駅では帰りの列車を待つ、カープファンで賑わっていた。
これらの風景を横目で見て、油津港に到着したのが、西の空に夕日が大きく傾いた、午後5時30分だった。
今回のターゲットは、アジでメインはマアジ、これに大型のアオアジも混じるという情報を、宮崎市内の大型釣具量販店の情報で確認していたので、今回はこのアジをメインに、アジングでねらうことにした。
油津港は日本有数の遠洋漁業の基地でもあるので、港の規模は大きく、アジングのポイントも無数に、港内に点在する。 今回は過去に実績のある、『突堤』でアジをねらうことにした。足場のいいポイントで、外灯(常夜灯)が2基あり、この外灯が照らす海面に、プランクトンや小魚が集まる、それをねらってアジが集まるというベストポイントだ。
平日ということで、先行者もなく、貸し切り状態で、今回のアジングを開始することができた。
使用するタックルは、専用のアジングロッドに、2500番のスピニングリールをセットし、ラインはPEラインの0.4号、リーダーはフロロラインの2号をセットし、ルアーはエコギア アジチョンヘッド(1.2㌘)に、エコギア活アジストレートをチョイスした。カラーは、リアルアミエビ(夜光)・A14をセレクトした。
辺りが暗い帳に包まれたと同時に、外灯で照らされた海面が騒がしくなってきた。アジの回遊が始まり、海面で、『バシャッ、バシャッ』とライズが始まった。このライズ音を釣行開始のスタート合図とし、キャストを開始した。
アジが海面でライズしていたので、アジの回遊はサーフェイスだと判断し、着水と同時にリーリングすると、一投目からヒットした。それから連続して、5尾のアジをヒットさせると、アジが回遊するレンジが変化したのか、ライズがなくなった。そこでエコギア アジチョンヘッドを1.5㌘にチェンジして、少しフォールさせて、スイム&フォールでねらうと再びヒットした。
このパターンで、先端の外灯周辺で2ケタのアジをヒットさせたので、次に堤防中央部にある外灯へと移動した。ここでも同じパターンで攻略し、ここでも2ケタの釣果を得ることができた。
ここでポイントを休ます目的を兼ねて、車のところに戻り、缶コーヒーを飲み、次に、エコギアのニューアイテム、堤防ジグⅡ・TJ210(グロウピンク・14㌘)をセレクトして、突堤の先端へ行った。
ライズ音に反応しながら、広範囲を攻めた数投目、待望のヒットだ。アジ類は口が弱いので、口切れしないように慎重に寄せて来ると、ヒットしたのは小型だがアオアジだった。
今回のアオアジのヒットパターンを掴むと、連続してヒットし、いつの間にか、2ケタとなった。
これでマアジもアオアジも2ケタ釣果となったが、リリースのできない魚だけキープし、その他の魚はすべてリリースした。
毎年、このようなゲームを楽しむことができるようにと、自然保護の願いを込めて…。
今回、釣行した油津港突堤は、外灯があるのでライト類は必要ではなかったが、ライフジャケットの着用は忘れないで欲しい。また、港湾従業員、漁協の方などとトラブルのないように、油津港でのアジングを楽しんで欲しい。