2004年の九州新幹線・新八代~西鹿児島(当時)開業の際に、鹿児島中央駅と駅名変更をしましたが、鹿児島駅はそのままです。鹿児島本線と日豊本線の起点駅で、今でも、『本駅』と呼ぶ高齢者の方も多いです。しかし、ほとんどの機能を鹿児島中央駅に移転しているので、昔の繁栄の姿は想像もできません。駅周辺も寂れて、シャッター街になっています。
また、県外の方が日豊本線経由で鹿児島に来られると、『鹿児島駅』をメインの駅だと思い、下車される方が今でも多いです。そのため、車掌は鹿児島駅到着前に、『九州新幹線、鹿児島線、指宿枕崎線は、終点の鹿児島中央でお乗換えです』という、放送を必ず行います。また、鹿児島駅でも同じような放送を行います。現在、鹿児島駅はJR貨物の貨物列車の終着駅となっていて、写真のようにJR貨物では、『鹿児島貨物ターミナル駅』と、駅名変更を行っています。しかし、西鹿児島駅から鹿児島中央駅に駅名を変更した際、6,000万円の経費がかかったそうです。これを考えると、鹿児島駅は、このまま、鹿児島駅のままですね。