チヌ職人 バグアンツ2"で、チヌ、マゴチ、ヒラメの3種目達成!

橋元力(エコギアプロスタッフ 鹿児島県在住)
フィールド:鹿児島県 永田川河口
鹿児島市の南部を流れる永田川河口でチヌがワームで釣れているという情報が届き、
早速、3月29日に釣行したので報告しよう。

当日は日曜日ということで、早朝から多くの釣り人で賑わっていた。
特にルアーマンが多く、シーバスをねらっているようだった。
今回はチヌ(キチヌ)をルアー、それもエコギアワームでねらうというチニングで、
タックルは専用の7.6フィートのスピニングロッドに、バランスを考えた2500番のリール。
ラインがPEラインの0.6号に、リーダーはフロロラインの2号をFGノットで結束した。
今回、陸っぱりのチニングを前提に開発された、スライドフォール系ジグヘッド
「ブリーマーヘッド3.0g」に、チヌ職人バグアンツ2"のイソガニ(217)をセットした。


最初に、河口近くの排水口がある、ポイントAから攻めることにした。
キャストして、排水口の流れに乗せて沖までチヌ職人を流し、
ボトム着底を確認して、最初はズル引き。
消波ブロックに近付いたら、根掛かりをしないようにリフト&フォールでタイトに攻めた。
その後、導流提との間を同じように攻めたが、バイトもないので
次にポイントBへと移動した。
ここでは消波ブロックの際を、落とし込みで攻めてみた。
数回、バイトがあったが、フグの仕業だったので
次に木之下川との合流点のポイントCに移動した。
このポイントは全体的にシャローが続いており、
以前ポッパーで攻めて、連続してチヌをヒットさせたポイントだ。
過去に実績があるので期待できる。
当日の干潮が9時33分だったので、
干潮3時間前にこのポイントに入り、キャストを開始した。
このポイントには小型のカニが多く、チヌ職人 バグアンツ2"の中からセレクトしたカラー
イソガニ(217)は、マッチ・ザ・ベイトだと思う。

キャストして数投目、その予感が的中した。
フォーリングの途中でラインが「スーッ」と走ったので、間髪いれず電撃的にアワセを入れた。
2~3回の引き込みがあったが、ドラグを鳴らすまでのファイトではなかったので
この時期のアベレージサイズの30cm前後のチヌだと判断できた。
海面まで浮いてきて、左右に数回頭を振ったら静かになったが、
念のため、空気を吸わせてランディングした。

最初はこのポイントで多いキビレ(キチヌ)がヒットしたかと思ったが、
写真を撮りながらよく見ると、小型だが立派な本チヌ(クロダイ)だった。
その後、同サイズを3尾追加し、このポイントのチヌの魚影の濃さを立証できた。
最後に、最初に攻めたポイントAに移動し、もう一度攻めてみた。
なっ、なんと、このポイントで小型だがマゴチとソゲサイズのヒラメもヒットした。
このヒットに驚いたのは、私ではなく、早朝からシーバスをねらっていたアングラーの方で、
「今度、エコギアを持って来ます」
と、苦笑いしていた。
その2尾はもちろん、チヌもすべてリリースして、
ひと回り大きくなって再会することを願って、今回の釣行を終了した。
これからチヌ(キチヌを含む)は、産卵のため、大型が接岸してくる。
そして、産卵後の荒食い......。
永田川では、これから大型のチヌ(キチヌ)がヒットするので釣行されてはどうだろうか?
今回のように、うれしい外道として
マゴチ、ヒラメ、シーバス、ヒラアジ類(メッキ、エバ)もヒットする夢のフィールドだ。
また、上流部ではブラックバス、テラピア、ナマズもヒットし、
ロッドを絞り込むので楽しめる。
しかし、河口部は商業施設や港湾施設が建ち並んでいるので、
駐車などでトラブルのないようにして欲しい。
また、上流部は住宅地と隣接しているので、
早朝の大声などや車の駐車、空ぶかしなどでトラブルのないように楽しんで欲しい。
もちろん、安全面にも考慮し、ライフジャケットやフィールドにマッチした靴、
早朝や夜間に釣行する際はライト類を必ず着用し、
事故が発生して、釣り禁止・立ち入り禁止とならないように注意して欲しい。