死んだクジラの胃から30枚のポリ袋、ノルウェー

[オスロ 3日 ロイター] - ノルウェーで、救助できず死んだ体長6メートルのアカボウクジラの体内から、30枚のポリ袋が見つかった。包み紙やパンの袋もあったという。
ベルゲン大学の専門家らによると、袋は腹腔内に入って消化システムを妨害し、食べ物の痕跡は見つからなかった。
動物学者のTerje Lislevand氏は「腹腔の一部に入り込んだというより、全体を占めていた。痛かっただろうと思う」と述べた。
クジラはノルウェー西岸沖で発見され、浅瀬から海上に追い戻す試みが何度か行われたがうまくいかず、先月28日殺処分にされた。今月2日に解剖され、最長2メートルを超えるポリ袋もあったという。
専門家は以前から、太平洋北部に数百万トンのプラスチックゴミが浮遊し、多数の生物の死につながっていると指摘している。
ベルゲン大学の専門家らによると、袋は腹腔内に入って消化システムを妨害し、食べ物の痕跡は見つからなかった。
動物学者のTerje Lislevand氏は「腹腔の一部に入り込んだというより、全体を占めていた。痛かっただろうと思う」と述べた。
クジラはノルウェー西岸沖で発見され、浅瀬から海上に追い戻す試みが何度か行われたがうまくいかず、先月28日殺処分にされた。今月2日に解剖され、最長2メートルを超えるポリ袋もあったという。
専門家は以前から、太平洋北部に数百万トンのプラスチックゴミが浮遊し、多数の生物の死につながっていると指摘している。