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Channel: 餌木作人の戯言(薩摩烏賊餌木『弾(だん)』の作者)
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グラスミノーLのカラーローテーションでヒラメゲット!

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グラスミノーLのカラーローテーションでヒラメゲット!

hashimoto.jpg
橋元力
(エコギアプロスタッフ 鹿児島県在住)
フィールド:鹿児島県 鴨池緑地公園

鹿児島市の眼下に広がる錦江湾(鹿児島湾)も
水温が安定してきて、各地から釣果が届いている。

その中で、職場の後輩から「6kgオーバーのヒラメを釣った」という情報が届いた。

早速連絡を取って詳細を確認すると、ポイントは鴨池緑地公園下の消波ブロック帯で
「アジの活餌を使ってミズイカ(アオリイカ)をねらっていたら、外道としてヒットした」
ということだった。

また、ゴールデンウィークに行った釣具店でも
常連の方が大型のヒラメを持ち込んで嬉しかったのだろうか、
その状況を熱く、店員の方に話していた。

この2件の釣果から、ヒラメのエサとなるアジやキスが接岸してきたと判断し、
5月8日に鴨池緑地公園下の消波ブロック帯に釣行したので報告しよう。

当日の錦江湾は、9時12分の満潮で中潮だった。
自宅を夜明け前の5時30分に出て、途中コンビニに寄ったりして、
現地には6時到着。タックルを準備し、6時30分からの釣行開始となった。
flat1_0515.jpg

今回は、上のイラストのような、ヒラメのルアーフィッシングの基本的なタックルで、
音でもアピールするように、シンカーとスイベルの間にガラスのビーズを入れた。
このリグにエコギアのグラスミノーLをセットし、ヒラメを狙うことにした。

今回セレクトしたグラスミノーのカラーは、
168: イワシ、170: アルビノキス、266: シロギス(夜光)で、
この時期のベイトフィッシュを意識した、「マッチ・ザ・ベイト」で狙った。

168:イワシ

170:アルビノキス

266 シロギス(夜光)

当日は平日ということで、釣行者は少ないと思ったが
「ヒラメが釣れた」という情報が伝わっているのか、ルアーマンが二人。
さらに、活餌でミズイカをねらっている方も二人いた。

この先行者たちの邪魔にならないように、新川河口へと移動し、キャストを開始した。

最初に、グラスミノーL(168: イワシ)をセットして、活性の高いヒラメを狙う。
大きくボトムバンピングをさせて、フォーリング、スイミングでアピールさせたが、
このアクションはマッチしないのか、バイトすらなかった。

ヒラメは決して捕食が上手な魚ではないので、
ルアーのリトリーブスピードが速いと、
アタリ、バイトがあってもなかなかフッキングしない。

エサ釣りで、「ヒラメ40」という言葉があるように
アタリ、バイトがあっても、その瞬間に電撃的にアワセるのは厳禁だ。

ラインを少し送り込んで、ヒラメに違和感を与えずに食い込むまで待つことが
この釣りの最大のキモとなると思う。
このことは、今回使用したエコギアなどのソフトルアーにも言えると思う。

次に、接岸しているキスに合わせてグラスミノーL(170: アルビノキス)に換え、
ボトム着底を確認してから、ズル引きをした。

これが正解で、一投目にアタリがあった。

ここでロッドティップが大きく曲がるのを期待したが、
バイトしたヒラメが小型だったのだろうか、その後はロッドティップに変化はなかった。

しかし、このバイトでヒラメの存在を確認できたので、
次にグラスミノーL(266: シロギス)に交換。

最初のバイトがあったポイントから、河口周辺へと扇状にキャストを繰り返した数投目......
「ゴンッ」とロッドに大きく伝わるバイトがあった。

その後、ロッドティップが小刻みに動いている。
ここで大きくアワセたいジレンマを抑え、
ひたすらロッドティップが大きく曲がるのを待った。

その数分後、グラスミノーLを食ったヒラメが大きく反転したのか、
ロッドティップが大きく曲がった。その瞬間、電撃的にアワセを入れた。

次の瞬間、ラインがピーンと張って沖へと走った。
消波ブロック上でのファイトなので、無理をしないように
安全を確認しながら水際まで降りて行った。

その時、タモを置いてきたことに気づき、「しまった!」と思っていると
私のファイトを見ていたルアーマンの方が、私のタモを持って駆け寄って来てくれた。

「ヒラメですよね、それも大型......」というルアーマンに、

「......」と、
無言でうなずくばかりだった。

それから数分後、海面に浮いてきたのは待望のヒラメだった。
後輩が釣った6㌔オーバーのヒラメには敵わないが、
50cmオーバーの良型ヒラメだった。

ガッチリとフックアップしていることを確認し、空気を吸わせながら寄せてきて、
隣で構えていたルアーマンの方が一発でランディングしてくれた。

flat2_0515.jpg

その方にお礼を言って、記念写真を撮り
今回の釣行を終了することにした。

この鴨池緑地公園下の消波ブロック帯は、
これから大型のミズイカが釣れるのでエギンガーの方も多くなる。

また、アラカブ(カサゴ)、キジハタ(アコウ)も
大型が釣れるので、本格的にねらうアングラーも多いポイントだ。

しかし、消波ブロックでの釣りは危険と隣り合わせなので、
無理はせず、ライフジャケット、帽子、手袋などの着用はもちろん、
足元も滑らないように磯靴などを履き、安全面でも考慮して欲しい。

これから、ブリ、カンパチなどの青物の回遊もある。
鴨池緑地公園下の消波ブロック帯に釣行されてはどうですか?

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