火星なのに茶色くないだと?NASAの火星探査機が撮影した一面ブルーの世界「オーレウム・カオス」

火星を絶賛調査中の多目的探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が搭載している高解像度カメラ「HiRISE」で撮影した1枚の写真が話題を呼んでいる。
火星と言えば赤茶色でカラッカラしたイメージを思い浮かべるが、逆に水色と灰色を帯びたそんな世界が広がっていたようなのだ。
[画像を見る]
※画像クリックで拡大表示
ここはオーレウム・カオス(Aureum Chaos)と呼ばれる鉱床地帯で、火星の赤道沿いにあるマリネリス渓谷内にある。その広さは370キロメートルほどだというから結構広い。この水色は地面に含まれるミネラルが反射しているのではと推測されている。
[画像を見る]
[画像を見る]
これはかつて、マリネリス渓谷の地下にあった水が北と南に流れ出しながら徐々に地形を浸食していったことが示唆されるそうだ。
あと数年、数十年以内に達成されるであろう火星への有人飛行。火星に降り立った人の最初の一声が「火星は青かった」てなことになりそうな気配感すら漂っているね。青い火星とかなんかかっこいいぞ。
via:nasa
【火星なのに茶色くないだと?NASAの火星探査機が撮影した一面ブルーの世界「オーレウム・カオス」】を全て見る