<関東・東北豪雨>災害ごみの不法投棄が深刻 復旧に支障
毎日新聞社 2015年9月23日 12時55分 (2015年9月23日 14時15分 更新)

関東・東北豪雨で1万1000戸が床上・床下浸水した茨城県常総市で、使い物にならない家財道具などの“不法”投棄が深刻さを増している。路上や空き地に放置され、不衛生で通行の妨げにもなり、復旧作業にも支障をきたしている。
市役所近くの私有地の空き地約100平方メートルには汚れた畳やタンス、テレビ、日用品を詰め込んだ袋が山積みになっていた。トラックを持っていないなどの理由でごみ置き場に運べない市民らが勝手に捨てたとみられる。
土地所有者が市に苦情を伝え、21日に近隣市町から派遣された職員らが回収作業を始めた。22日には約15人が、収集車や2トントラックにごみを積み込み、廃棄物処理業者に運び終えた。五霞町生活安全課の笈沼光行課長は「今後、ごちゃまぜになったごみの分別や、家電リサイクル法に基づいて処理する電気製品の仕分けが大変だろう」と話した。
同市は業者に依頼するなどして放置ごみを回収してきたが、量が多くてはかどらなかった。近隣市町職員の派遣は県西11市町による災害時の相互支援協定に基づいて行われ、22日は7市町14人が作業。協定とは別に坂東市職員6人も応援した。【去石信一】
市役所近くの私有地の空き地約100平方メートルには汚れた畳やタンス、テレビ、日用品を詰め込んだ袋が山積みになっていた。トラックを持っていないなどの理由でごみ置き場に運べない市民らが勝手に捨てたとみられる。
土地所有者が市に苦情を伝え、21日に近隣市町から派遣された職員らが回収作業を始めた。22日には約15人が、収集車や2トントラックにごみを積み込み、廃棄物処理業者に運び終えた。五霞町生活安全課の笈沼光行課長は「今後、ごちゃまぜになったごみの分別や、家電リサイクル法に基づいて処理する電気製品の仕分けが大変だろう」と話した。
同市は業者に依頼するなどして放置ごみを回収してきたが、量が多くてはかどらなかった。近隣市町職員の派遣は県西11市町による災害時の相互支援協定に基づいて行われ、22日は7市町14人が作業。協定とは別に坂東市職員6人も応援した。【去石信一】