錦江湾の湾口、指宿市にある今和泉（いまいずみ）漁港一帯で、『ミズイカ（アオリイカ）の新子・３００～５００㌘が、エギングが釣れだした』という情報が、地元釣具店から届いたので、前回、１０月１日に釣行したが、本命のミズイカはヒットせず、ナブラに持っていたメタルジグをキャストして、ヒラアジ（ロウニンアジの若魚）の25㌢がヒットした記事は、このブログで報告済みなので、読まれた方も多いと思う。
今回、10月18日（火）に、リベンジ釣行したので報告しよう。
前回同様、今回も、自宅の最寄り駅・慈眼寺駅をＪＲ指宿枕崎線の山川駅行きの始発に乗り、一路、薩摩今和泉駅を目指して南下した。今回は火曜日ということで、通勤通学の乗客も多く、途中、最寄り駅前のコンビニで買った缶コーヒーとパンを食べながら、ゆっくりと４０分の列車の旅を楽しんだ。
夜明け前の５時４５分に薩摩今和泉駅に到着し、駅から徒歩で１０分の今和泉漁港を目指して歩いた。
ここまでは前回と同じだが、前回より夜明けが遅くなっているので、今和泉漁港に着いてから、タックルの準備をするにはライトが必要だと思い、今回は駅舎の中でタックルをセットして、再び、今和泉漁港を目指して歩いた。
漁協の前を歩いていると、平日ということで漁師の方々が出港の準備をしていて、港全体が明かりで煌々と輝いていた。その前を通り、今回も前回と同じポイント・水産開発センター横の遊歩道沿いの護岸一帯でエギングを開始した。遊歩道沿いの護岸帯は、エギングの人気ポイントで、前回のように週末や休日となると、多くのエギンガーで立錐の余地もない。ここがエギングの有名ポイントになった理由は、以前は防波堤からキャスティングで届かなかった、沖のシモリが、水産開発センターを建設する際の埋め立て工事で、この遊歩道ができ、沖にあったミズイカの好ポイントのシモリが、遊歩道沿いの護岸帯の沖、約１５㍍になり、キャスティングで届くようになったからだ。
今回は平日ということで、エギングの先行者は地元のおじさんが一人で、このおじさんもすぐに帰り、このポイントは私だけになった。キャストをしようと思い、海面を見ると前回通り、流木が漂っていた。前回はこの流木にラインが絡み、餌木を２本も失くしてしまったが、今回も気をつけてキャストをしたが、今回も餌木を１本失くしてしまった。
潮が動き出すと、この流木も流れ出して、目の前の流木がなくなり、格好のフィールドが広がった。その頃になると、ひとりの地元・エギンガーがやってきた。さすがに地元の方は、この流木が流れ出す時期を知っているなと感心した。
沖のシモリ周辺にキャストした数投目、イカパンチを感じ、イカの気配を感じた。その後、フリーフォールをしていると、ラインが、『ピーン』と張って走ったので、ラインスラックを取り、大きく合わすと待望のヒット、イカの重みが伝わってきた。
手前まで寄せてくると、３００㌘の小型のミズイカだった。そのまま抜き上げて、手で触れないようにして、写真を撮り、春の大型イカになって、私の餌木を再び抱いてくれることを期待して、元気なうちにリリースした。
これを見ていた、地元のエギンガーの驚いた顔がおかしくて、失礼だが笑ってしまった。
前回は、3.5寸（号）の餌木をメインに使用したが、今回は3.0号（寸）をメインに使用した。
今回のヒット餌木は、私が作製している、オリジナル餌木の薩摩烏賊餌木『弾』の3.0寸（号）で、
カラーは、下布がマーブル(レインボウ)で、上布はピンクの網目に金糸入りの『桜舞（さくらまい）』だった。この餌木は、過去に志布志湾の沖堤で３㌔のミズイカをランディングしているスグレ物だ。
その後、数投したが、イカパンチなどもなく、イカの気配を感じなかったので、帰りのＪＲの時間までフィールドのゴミを拾ったり、スミ跡を水で流して時間を潰した。![イメージ 2]()
最後に、私はイカの吐いたスミは、水を流して帰るが、このポイントは写真のようにスミで真っ黒になっている。初めて行ったポイントでは、このスミ跡を見て、ポイントを探るが、私はフィールドを汚さないように水で流して帰る。
今後、数は減るが型が良くなるので、また、釣行を考えている。帰りもＪＲで、自宅までの最寄り駅まで、眼下に広がる錦江湾と雄大な桜島を眺め、列車の旅を楽しんだ。
●今回のタックル
ロッド・エギング専用ロッド・8.2フィート
リール・スピニングリール２５００番
ライン・ＰＥライン0.6号
リーダー・フロロラン２号
ノット・オリジナル摩擦系ノット
餌木・オリジナル薩摩烏賊餌木『弾』・3.0寸・桜舞
その他・エギング用スイベル、糸オモリ