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Channel: 餌木作人の戯言(薩摩烏賊餌木『弾(だん)』の作者)
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あんかけ焼きそば

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朝、ブロ友の『踊るマンチカンさん』のブログを見ていると、『あんかけラーメン』が紹介してありました。以前、このブログで紹介したことがありますが、鹿児島の繁華街、天文館にある老舗デパート、山形屋。その1号館7階にあるファミリーレストランでは、昭和33年誕生と謳われる「山形屋焼きそば」が絶大な人気を誇っています。
 焼きそばと言ってもいわゆる「かた焼きそば」なのですが、味とボリュームと安さの三拍子揃った逸品で、長年鹿児島市民に愛されてきました。「鹿児島市民なら誰でも知ってる」「1日1,000食出る日もある」「鹿児島市民の三分の一は食べたことがある」、そんな噂もある、鹿児島市民のソウルフードです。
 皿の直径は36cmくらい、やや太目の中華麺を揚げ、そこに野菜や肉、イカなどを炒めて和えたあんかけがたーっぷり掛けられています。こういう小奇麗な店で700円(税込み)という値段なのに、ボリュームが半端じゃありません。あんかけの具は、キャベツ、玉ねぎ、モヤシ、ネギ、ニンジン、しいたけ、豚肉、イカ、カマボコ。しいたけは干したのを戻したものか、噛み応えがあります。ポリポリした揚げ麺があんかけの旨味を吸い込み、噛みしめるとジワリと味わいが染み出てきます。この麺の太さが、食味の秘訣なのだと思いますし、これは癖になる味です。また、各テーブルに置かれた三杯酢を掛けると、さっぱりした味わいになってさらに箸が進みます。この三杯酢のおかげで、このボリュームでもペロリと食べれますよ。ミニと大盛りもありますので、その日のお腹の具合で、チョイスされてもいいと思います。
県外の方は、この三杯酢を見て、「?」と思うそうで、このあんかけ焼きそばに、私たち、鹿児島市民がたっぷりかけると驚かれますが、一口食べると、このさっぱり感に驚き、箸が休まる暇がありませんよ。

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