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Channel: 餌木作人の戯言(薩摩烏賊餌木『弾(だん)』の作者)
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●鴨池海づり公園

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●鴨池海づり公園

 

 3月の声を聞いても、全国的に気温も上がらず、水温が安定しないため、目だった釣果が届いていない。

 『そんな時こそ、海釣り公園』と思い、3月7日(金)に、鹿児島市の眼下に広がる錦江湾に位置する、鴨池海づり公園に取材を兼ねて、釣行したので報告しよう。
 

 釣行前に、ネットや直接、鴨池海づり公園に電話をして確認すると、『ウキ流しでマダイの25㌢前後が1~2尾。サビキ仕掛けで、アジの1518㌢が5~6尾。アラカブが胴付き仕掛け、エコギアなどのソフトルアーで、1520㌢が2~5尾、釣れている』と、特筆する釣果ではないが、この低水温の釣り物の少ない時期に、確実に釣果が出ていた。

 

 当日は開園(7時)と同時に入園し、釣り座を形成しているピーア(橋脚)をジギングで攻めてみた。釣り座の一番手前の救命艇近くのピーアは過去に一番実績があるので、朝一番に攻めたが追いがなく、カンパチの姿も見えなかったので、次に潮通しのいい、先端のピーアへ移動した。

 ここでは一投目に、ネイゴ(カンパチの若魚)のバイトがあったが、ヒットしなかった。このポイントを休ませて、再び攻めたが、二度とネイゴの姿は見えなかった。

 この時間で開園から1時間経っていたので、釣り座は常連の釣り人で賑わっていた。

 ここでマダイのウキ流しの方に話を聞くと、

「時々、釣れるが、足の裏サイズだよ」

 近くのサビキ釣りの方にも話を聞くと、

「群れに当たれば、良型アジが釣れるよ」

 と、情報をいただいた。

 このお二人の釣りをしばし休憩を兼ねて、30分くらい見ていたが、ウキが沈むこともなく、アジの回遊もなかった。ここで仕事前にジギングで来ていた数人のアングラーがいたが、釣果を聞くと、私同様、『ノーフィッシュ』だった。

 ここで潮が動き出したので、ショアジギングを諦めて、アラカブ(カサゴ)をねらうことにし、タックルを準備した。

 鴨池海づり公園には、桜島の溶岩を利用した漁礁が沈めてあり、その周辺がアラカブの格好の棲家となっている。また、同公園では、定期的にアラカブの放流をしているので、魚影も濃く、安定して釣果がある。

 ここでのアラカブの攻略方法は、溶岩という根の荒いポイントを攻めることになるので、根掛かりを考えて、ビギナーの方はダウンショットリグがいいだろう。

 ある程度、根掛かりを交わしながら、ボトムをトレースできるアングラーは、ジグヘッドリグでボトムバンピング、スイミング、リフト&フォールなどのテクニックを駆使して攻めると、型・数とも期待できるだろう。

 私もこのジグヘッドテクニックで、アラカブを攻略することにした。

 セットしたリグは、エコギア・ジグヘッド1.8㌘に、エコギア・グラスミノーSSという、この釣りの私の定番リグだ。これに実績のあるカラーのピンクグロウ(夜光)・019をセレクトした。キャストして、着水と同時にラインスラック(糸フケ)を取り、テンションフォール(カーブフォール)で、フォール中のラインの変化にも注意しながら、ボトムまでフォールさせた。ボトムに着いたことを確認したら、リグを少し浮かせるようにして、ボトムをトレースしながら、重みを感じたら、ロッドを立てて、アタリか根かを判断して、アタリだったら、速攻でフッキング、根だったら、それを交わすように、少し浮かせて交わすようにした。

 この他にリフト&フォールを繰り返し、アラカブを誘うと、その数投目、待望のヒット。根に持ち込まれる前に、一気に根から離し、そのまま海面までリーリングし、そのまま抜き上げたのは、15㌢のアラカブだった。

 その後、同サイズから20㌢前後のアラカブを7尾ランディングしたところで、この釣果に満足して、今回の釣行を終了した。

 

 鴨池海づり公園では、3月19日(水)に、恒例のアラカブの定期放流を行う他に、春休みのイベントとして、21日にジュニア、28日釣女・釣りガールのフィッシングイベントを計画しているので、詳細は同公園に問い合わせて欲しい。

 春休みに、イベント目白押しの鴨池海づり公園に、釣行されてはどうですか?

  

▼問い合わせ 同公園℡099(252)1021番。


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